くるくると優雅に回転し踊るバレエ、可憐ですよね。
曲に合わせて気持ちよく踊る様は、とても優雅で見る人の心を和ませてくれます。
華やかな踊りに魅了されるバレエですが、大人になってから学ぼうとする方も多いようです。
しかし、大人からバレエを始めても遅いのではないか、と勘違いしている人も多いようです。
興味はあるけど大人からじゃ遅い気が。。
結論ですが、大人になってからバレエを始めても遅くはありません。
本格的なプロのバレリーナを目指す場合は、幼少期から始めていなければ難しい面もあります。
しかしながら、あなたの目的が魅せるための体作りやバレエが好きでバレエをしていたいと思うのであれば、大人になってからのスタートも可能です。
バレエは大人から始めても遅いというは勘違いです。
本記事では、大人になってからバレエを習って上達するのかについて書いていきます。
バレエの基礎で迷った時に読んでいる本がこちら
佐藤愛さん著の解剖学バレエ。言われた通りにできない!という悩みを解剖学の視点から細かく説明されています。
大人になってから始めた場合は特に読んでおいた方がいい一冊です!
大人バレエの勘違い:何故多くの大人が「上達しない」と感じるのか?
最近、多くの大人がバレエに魅了され、クラスを受講しています。しかし、一方で「大人から始めると上達しづらい」という声も少なくありません。それは、どこから来るのでしょうか?
1. 肉体的な制約への過度な焦点
大人は、子供に比べて柔軟性が低下しているため、ある動きが難しいと感じることがあります。しかし、バレエ=柔軟性という勘違いは危険です。
バレエは、筋力、バランス、アート性など、多岐にわたる要素から成り立っています。
2. 完璧主義の罠
多くの大人は、新しいことを学ぶとき、すぐに完璧にこなしたいと願うもの。しかし、バレエは長い時間と継続的な努力を必要とするアートです。初めから高いレベルを求めることは、上達を阻む大きな要因となり得ます。
3. 比較と競争
大人のクラスでは、年齢や経験がさまざまな人が集まります。他の受講者と自分を比較し、焦りや不安を感じることがあるかもしれません。
しかし、自分のペースで上達することが最も重要です。
4. 継続の重要性
バレエの技術や表現力を向上させるには、継続的な練習が欠かせません。一時的な挫折を乗り越え、長期的に続けることで、真の上達を実感することができます。
大人からでも遅くはない
大人がバレエで「上達しない」と感じる背後には、いくつかの勘違いや心の壁が存在します。それを理解し、適切なアプローチと継続的な努力を続けることで、バレエの楽しさや奥深さをより深く感じることができるでしょう。
大人バレエ初心者のための効果的な練習方法
1基本のポジションを習得
バレエの基盤となるのは5つの基本ポジションです。これをしっかりと身につけることが、上達のカギとなります。
- 第一ポジション
- 第二ポジション
- 第三ポジション
- 第四ポジション
- 第五ポジション
体の向きを覚える
バレエの体の向きは8つあり、正面の1番から8番に向かって動きます。
この時に、腰は1番に向いていても頭だけが1~2番の間を向いていると、体がそろっておらず不格好に見えます。
体の向き合わせは全身を意識しましょう。
バーの練習を怠らない
バーの練習は、バレエの基礎を養成するための不可欠な要素です。正しいフォームや姿勢、バランス感覚を養います。
ストレッチは毎日
大人は柔軟性が失われがちですが、ストレッチを習慣化することで柔軟性を保ち、怪我を予防することができます。
練習方法やレッスンが多数提供されています。これを参考に、自宅での練習も効果的に行いましょう。
体の向きを覚える
バレエの体の向きは8つあり、正面の1番から8番に向かって動きます。
この時に、腰は1番に向いていても頭だけが1~2番の間を向いていると、体がそろっておらず不格好に見えます。
体の向き合わせは全身を意識しましょう。
レギュラーレッスンを受ける
専門家のアドバイスやフィードバックは非常に価値があります。週1回でも良いので、定期的にレッスンを受けることをおすすめします。
体力作りも忘れずに
バレエは体力を必要とします。ジョギングや筋トレなど、日常生活での体力作りも忘れずに
腕も使って全身を使う
ついつい、足に気を取られがちですが、バレエは全身で表現する競技です。
足だけでなく、腕もしっかり使うよう心がけましょう。
肩から肘、手首、指先に至るまで意識を張り巡らせ、踊ることが大切です。
足を高く上げるための筋トレと比べれば、腕の魅せ方は普段手先を使うことが多い分、比較的上達しやすいです。
ビデオやオンラインコンテンツを活用
人間、頭でイメージするだけでは成長に限界があります。
ぜひ本場のバレエダンサーの踊り全幕を見てください。
現代は、わざわざ劇場まで足を運ばなくても、DVDなどで見て学ぶことは可能です。
・Kバレエカンパニー(芸術監督:元英国ロイヤルバレエ団の熊川哲也さん)
・新国立劇場バレエ団(芸術監督:元英国ロイヤルバレエ団の吉田都さん)
・東京バレエ団(芸術監督:斎藤友佳理さん)
U-NEXTでもバレエ作品が見られます。
バレエ作品が豊富にそろっているので、楽しめること間違いなしですよ!
31日間の無料トライアルも可能なので、気になる方は是非チェックしてみましょう。
コンクールに出場しよう
近年、大人を対象としたコンクールは増えているといわれています。
モチベーションアップのためにも、練習の成果をコンクールで出してみましょう。
代表的なものをいくつかご紹介します。
◆大人バレエノーブルコンテスト(東京都葛飾区/かめありリリオホール)
◆マダムバレエグランプリ(東京都葛飾区/かめありリリオホール)
◆ヴィーナスバレエコンテスト(東京都世田谷区/成城ホール)
バレエを学ぶ意義はコンクール出場以外にもある
大人になってからバレエを学ぶことについて、コンクール出場に意義を感じている人も多いでしょう。
ですがバレエは本来、体の内から美を追求し、体も心も美しく見せるためにあります。
人に見せるということは、自分に対しても効果のあることです。
ストレッチ一つとっても、バレエの練習することで関節の可動域が広がり、ケガしない体作りができます。
筋肉もつくので、基礎代謝が上昇し痩せやすい体に変化します。
そして背筋が伸びるので、体の姿勢も良くなります。
それは椅子や座布団に座っているとき、立ち上がる時、階段を上がる時など様々な場面で顕著に現れます。
魅せる競技なので、競技のために訓練した笑顔のクセは、日常生活でも現れます。
日々の生活の中で自然な笑顔が出せるようになり、周りの人からも若々しく見られます。
このように、本格的なプロのバレリーナを目指さなくても、バレエを学ぶことは日常生活において多くのメリットが得られます。
終わりに
大人になってからでもバレエを始められる理由について書いてきました。
バレエは自分を美しく見せられる競技です。
華やかな反面、上達するには時間がかかります。
それでも、人間というのは、好きなことをしているときは心が充実します。
一心不乱に練習に励むさまは、それだけでも周りから生き生きとして見えるものです。
加えて練習によって演技に磨きがかかったり、姿勢や表情に効果が出れば嬉しさは倍増するものです。
ぜひ、バレエを学びたいと思うあなたの心に従ってください。
人生を有意義にするのは、あなたが自分の心とどれだけ向き合っているかです。
時間は後戻りできません。
一度きりの人生、せっかくですので大いに楽しみましょう。
おすすめの本
佐藤愛さんの解剖学のバレエ講座を紹介しました。基礎を身につけるにはぴったりの本です。
整体の先生「島田 智史」さんが出版されている本もおすすめ!
YouTubeでも配信されていますが、整体の先生視点から体の動かし方を紹介しています。
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